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2008年1月29日

青空文庫をPalmで読む

長大な小説「大菩薩峠」(中里介山著)を青空文庫のデータで読み切った。

デバイスはPalm Tungsten T5。320*480画素のディスプレイを備えたPDAである。

使ったツールは青空文庫リーダーAzurと、Palmの標準イメージビューアMedia。Mac上のAzurで青空文庫のデータを1ページごとのJPEGファイルに変換し、それをPalmに転送してMediaで読む。

Azurはよくできている。縦書き表示、ルビ、青空文庫タグ、フォント指定、外字イメージ表示、イメージ表示、しおりと一通りの機能がそろっている。Mac(Windows版もあり)で青空文庫の収録作品を読むには最強のリーダーだ。

Azurには1ページごとにJPEGファイルを生成する機能が備わっている。表示エリアもiPod nano(2G)からXGAまで指定可能。イメージビューアがあれば、携帯電話でも、iPodでも、あるいはデジタルカメラでも青空文庫を読むことができるのだ。

問題はPalmの標準イメージビューアMediaにあった。

青空文庫の「大菩薩峠」は41巻の各巻ごとにテキストが分かれていて、テキストをPalmサイズのイメージに変換すると千ページ以上のファイルが生成されることがある。これだけの数のファイルが一つのフォルダーに入っていると、Mediaの動作はきわめて遅い。また、ページをオープンしたまま電源を切ったり他のソフトに移行すると、オープンしたページが保持されない。

37巻まで我慢して読み進めたものの、ついにPookというソフトに乗り換えた。これはPalm上の青空文庫リーダーである。本来のPalmのプログラムらしく軽快に動作する。縦書き表示・ルビ・しおりも可能だ。もちろん、読みかけのページは保持される。

とはいえ、Pookを使わずにいたことには理由があった。

まず、Palmでは320*320画素しか表示されない。今はなきSONY製のPalmOS機Clieでは320*480画素で表示されるのに、元祖Palmには対応していないのだ。そして、文字が読みにくい。英語版PalmOSを日本語化した環境では、メニュー向けの、文章を読むには適さないフォントが表示されてしまう。

それでもついに41巻を読み切った。表示する媒体など気にならない、充実した読書体験だった。

これからもPalmで青空文庫収録作品を読むことがあるだろう。そのために、イメージビューアを探し、Resco Photo Viewerという製品を購入した。日本ではClieが打ち切られてから影の薄いPalmも、米国ではスマートフォンTreoを中心に生き延びているである。

とはいうものの、ついにPalm以外の製品が気になりだした。iPhoneあるいはiPod touchである。やはりこれかと、思案する今日この頃。

投稿者 kmatsu : 2008年1月29日 21:27

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コメント

NintendoDSがいいんじゃないですかね?
ついでに地図表示とGPSログができたら買おうかなと思っていますが、まだ無理そうです。
私は図書館で借りて紙媒体で読んでます。著作権フリーじゃなくても無料ですし。

投稿者 すな : 2008年2月17日 03:16

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