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2007年2月19日

恐竜100万年

「恐竜100万年」(1966年)を初めて観たのは小学校4年のときだった。テレビの映画番組である。そのときは恐竜が暴れ回る特撮映像に釘付けだった。一緒に観ていた父親は恐竜よりラクウェル・ウェルチに釘付けだったかも知れない。そのときの父親より年を食ってしまった自分がそうだったので。レイ・ハリーハウゼンによる特撮映像は洗練されたCGに慣れた目から見ると素朴で、かえって新鮮である。

IMDBのデータ

この映画、ディテールに凝っている。まず、通常の言語によるセリフがない。字幕や吹き替えが必要なのは冒頭のナレーションだけだ。

そして、二つの原始人部族を描き分けているのが目につく。二つの部族は黒髪と金髪に分かれていて、粗暴で狩猟と諍いに明け暮れる黒髪部族、穏和で文化的な金髪部族という描き分けだ。考古学的な知見も多少は盛り込まれている。洞窟の壁画、埋葬儀礼、単純な農耕、皮なめし、工芸品作り。

この凝り方はどうみてもイギリス人の仕業だ。それも道理で、製作は恐怖映画を専門にしていたイギリスのハマーフィルム。スタッフもほとんどイギリス人らしい。人跡の見えない殺伐とした荒野は冬のカナリア諸島でロケしたとのこと。

投稿者 kmatsu : 2007年2月19日 20:08

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