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2006年5月14日
自由と社会的抑圧
「自由と社会的抑圧」(シモーヌ・ヴェイユ著、冨原眞弓訳、岩波文庫)は、ヴェイユ25歳の著作である。
マルクス主義を批判する舌鋒は鋭い。マルクス主義への宗教的情熱が霧散した現在でこそ、読むに値する。マルクスをマルクス主義から切り離して再評価する柄谷行人の試みともつながっている。ただ、工場労働を抑圧と捉える認識は1930年代という時代を表している。もちろん、工場労働者が悲惨な生活を送っていたのは事実だったのだろうけど。
ヴェイユはほかに「重力と恩寵」を読んだことがある。本書と同じく、真剣すぎて息が詰まりそうだった。「カイエ」を全巻読む元気は湧いてこない。
投稿者 kmatsu : 2006年5月14日 21:20
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