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2006年5月 9日

スペイン巡礼史

『スペイン巡礼史 「地の果ての聖地」を辿る』(関 哲行著、講談社現代新書)は、中近世ヨーロッパ人の「信仰の社会史」を描く。舞台はスペイン西北にある巡礼の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラである。

土俗的な信仰を土台にし、反イスラム・反ユダヤの拠点として政策的にカトリックの聖地が形成された過程が面白い。ちなみに、あたくし、このサンティアゴ・デ・コンポステーラには三度行ったことがあり、合計8泊している。もちろん、巡礼ではなく仕事ではあるが、親しみはもっている。そこが舞台になっているだけでこの本は買いである。

この街はスペインとは思えない湿潤な気候で、タクシーの運転手によると年に200日も雨が降るそうだ。ケルトの伝統が残っていて、街の公民館からバグパイプを練習する音が響いていたことを思い出す。

投稿者 kmatsu : 2006年5月 9日 22:09

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