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2006年5月 1日

道元、自己・時間・世界はどのように成立するのか

「道元、自己・時間・世界はどのように成立するのか」(頼住光子著、NHK出版)は、道元の「正法眼蔵」のテキストを、現代の哲学の文脈に即して読み解いていく。

人間は、混沌とした感覚与件を言語によって分節し、整然としたスタティックな世界を構成していること。修行によって言語未分化の領域に立ち入り、そこから戻ってくるときに世界を再構成すること。こうした主題は、20年前の丸山圭三郎の一連の著作を思い出す。また、修行によって言語未分化領域に立ち入ることは宗教的な神秘体験といえるが、これは井筒俊彦の著作で描かれていた。

丸山圭三郎も、井筒俊彦も、すでに鬼籍に入って久しい。

投稿者 kmatsu : 2006年5月 1日 21:20

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