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2006年1月 5日

イヨボヤ会館

村上市のイヨボヤ会館は日本で最初の鮭の博物館である。
イヨボヤ会館

村上といえば、塩をすり込んでまるごと晒し干しした村上鮭で有名だ。村上ではたんに漁獲するだけでなく、江戸時代から増殖を心がけてきたという。イヨボヤ会館は、鮭が産卵のために遡行する三面川(みおもてがわ)の近くに建てられている。

館内の展示では地下の「三面川鮭観察自然館」が目を引く。三面川の分流をガラス窓からのぞき込み、遡行する鮭を直接観察できるようになっている。秋には産卵シーンにめぐり会うこともあるという。あいにく、この季節は産卵はおろか、泳ぐ姿も見あたらず、産卵を終えて絶命した鮭の骸が川底に沈んでいるばかりだった。自然の厳粛さを示してはいる。

命を終えた親から産み出された新しい命は、養殖のコーナーで見ることができる。

中で徐々に魚の姿となりつつある卵。目が見えている。それにしても、石狩鍋のイクラのような色だ。
DSCF0179.jpg

腹にイクラ部分をつけたままの稚魚。
DSCF0177.jpg

自然の厳粛さを感じた後は、食欲である。産卵された卵の内、成魚にまでたどりつくのは1000に3つだという。残りの997の命の内、どれだけが人間の胃袋に消えていくのだろうか。因業なものである。せめては、命の重さを感じながら、村上鮭やイクラを賞味しよう。

投稿者 kmatsu : 2006年1月 5日 22:00

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