2006年1月 3日
親鸞聖人立像
「越後の里 親鸞聖人立像」という身の丈40メートルの巨大仏は、国道113号の傍らに無造作に立っている。このあたりは海岸に近いが、松林に阻まれて海は見えず、沿道には建物もほとんどない。荒涼とした風景に巨大仏が唐突に現れる。
宮田珠己の「晴れた日は巨大仏を見に」(1994年、白水社)という好著でも紹介されていた。
像内は頭部まで登ることができる。背面に明かり取りの窓が設けられているものの、一部に暗闇の箇所があり、洞窟探検の気分を味わえる。聖人の目には穴が開けられていて、鳥の侵入を防ぐためか、ステンレスのザルがはめ込まれている。
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この巨大仏には大規模な温泉施設が併設されている。今回は入浴しなかったが、「泉質はきわめて個性的」と記す報告が多い。海が近く、油井が近く(新潟県は日本最大の採油量を誇る)、ヨード採取地が近い。成分は推して知るべしである。巨大仏にも温泉施設にも、訪れる客や関係者の姿が見えず、宗教的な情熱よりも、投げやりな雰囲気が感じられる。
前述の「晴れた日は巨大仏を見に」によると、巨大仏は昭和の終わりから平成の始めに建造されたものが多いという。企業だけでなく、宗教法人も投資意欲が旺盛だったのだ。
投稿者 kmatsu : 2006年1月 3日 11:40
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