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2004年1月18日

老人のための残酷童話

倉橋由美子の新作である(講談社, 2003)。短編集だが、主人公はすべて老人である。

登場する老人は皆くせ者だ。もちろん、著者も70歳近くなっているのだから立派な老人だし、これまたなかなかのくせ者である。食わせ者ともいえよう。10篇のなかでは、老いた哲学者や、老いた仏教の老子のくせ者ぶりが印象的だった。老いて衰えるのではなく、濃厚になるものを描いているのである。

投稿者 kmatsu : 2004年1月18日 22:44

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