« 冬の夕方の光 | メイン | FinePix F700 »

2003年12月29日

日本の戦跡を見る

「日本の戦跡を見る」(安島太佳由著、岩波ジュニア新書)を読んだ。

日本国内に残る第二次世界大戦の戦跡の写真集である。戦跡から戦争の記憶を辿る趣向だ。だが、モノクロで捉えられた廃墟・遺構そのものが、趣向を離れた魅力を放ってしまっている。著者も、掩体壕(飛行機を爆撃から防護する構造物)には格別の愛着があることを漏らしている。

そういえば、通っていた中学・高校の裏山にも防空壕が設けられていた。裏山の中腹の入り口から暗闇を進んでいくと、唐突に学校のグラウンドに出て驚いたものだ。驚いたと言えば、こんなこともあった。何度目かの探検で壕内を進んでいると、懐中電灯で照らした壁面が動いているように見える。目を凝らしてみると、それは壁面を覆う無数のムカデであった。早々に引き返したことは言うまでもない。

投稿者 kmatsu : 2003年12月29日 23:59

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://bsx.hundun.net/bm/mt-tb.cgi/668

コメント

「掩体壕」って、何て読むんですか。ふりがな教えてください。(笑)
首都圏だと、30年以上前に横須賀沖に浮かぶ猿島に渡った時の記憶が、けっこう生々しいです。長らく立ち入り禁止になっていましたけど、最近、連絡船が復活し、島もすっかり観光化されたらしい。でも戦跡そのものは保存されているみたいなので、写真ネタはたくさんありそうですよ。
それにしても「モノクロの」「戦跡」「写真集」というコンセプトは、いかにも岩波それも、ジュニア新書にありそうな感じですね。(苦笑)

投稿者 いけだ : 2003年12月30日 03:06

コメントしてください




保存しますか?