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2003年7月27日

ジャック・タチ

ジャン・クロード・カリエールといえば1960年代以降のルイス・ブニュエル映画の脚本を手がけたことで有名だが、デビュー作はジャック・タチの「僕の叔父さんの休暇」のノベライゼーションだったという。これは絵本雑誌「Pooka」(学習研究社)で知った。また、タチ映画のポスターでイラストを描いたのはピエール・エテックスという人物とのこと。カリエールとエテックスによるタチ映画以外の絵本もあるらしい。

ちなみに、ジャック・タチの呪われた大作「プレイタイム」が近年再評価されているという。10年前に見たときは、完全主義者が歯止めを失った暴走大作だと思った。その徹底ぶりを評価することもできるのだろうが、寒々とした印象だったと記憶している。むしろ、数年後の "Traffic" (これは日本ではテレビ放映のみ)が、こじんまりとしてはいるものの、「僕の叔父さんの休暇」や「僕の叔父さん」を彷彿とさせる作品だった。

ジャック・タチという人、「僕の叔父さん」で分かるとおり、たんにほのぼのとした洒落たコメディという枠に収まりきらない完全主義者の毒をもっている。「プレイタイム」は毒ばかりが目立ったということかな。

「僕の叔父さんの休暇」や「僕の叔父さん」を見たくなった。

そういえば、1980年代初頭に伊丹十三が編集長を務めた「モノンクル」という雑誌の名前は「僕の叔父さん」から取っているのかね。

投稿者 kmatsu : 2003年7月27日 00:11

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