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2003年7月31日
Change the world
エリック・クラプトンの "Change the world" という曲を知ったのは、1998年1月のマニラである。
マニラはちょうど大統領選挙の直前で、後に不正疑惑で退陣したエストラーダと、上院議員のデベネシアが競っていた。泊まっていたホテルの近くに、デベネシアの野外応援会場があった。フィリピンの大統領選挙はお祭りである。選挙期間中、野外応援会場で何度も応援イベントが開催される。イベントは夕方から開催されるが、デベネシアの応援会場では昼間から同じ曲が繰り返し流されていた。それが "Change the world" である。
そのときは蒸し暑いマニラのけだるい雰囲気にふさわしい思っただけだった。だが、よくよく考えてみれば大統領選挙で"Change the world" である。「世界を変えろ」、下世話に言えば「世直ししようぜ」という直截なメッセージだ。とはいえ、この曲は威勢よく世の中を変えようというのではなく、「変わったらいいな」という実現不可能な願望をつぶやいているだけである。そのせいか、デベネシアはエストラーダに敗れた。
今でも"Change the world" を聞くたびに、マニラの蒸し暑くけだるい昼下がりを思い出す。
投稿者 kmatsu : 2003年7月31日 23:14
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